「ちょっと今から仕事やめてくる」という映画を観ました(2021/02くらい、GYAO)。
ぴあ映画生活に記載されている公式サイトが「仕事の辞め方」のHOWTOサイトになっていて笑えた。
(角川のサイトにある「OFFICIAL SITE」のリンクも同様)
監督:成島出
キャスト:福士蒼汰、工藤阿須加、黒木華、森口瑤子、池田成志、小池栄子、吉田鋼太郎
すべての“働く人”が共感して泣いた。
60万部突破のベストセラー小説が待望の映画化!
ということですが。
特に共感もしなかったし、当然泣きはしなかった、と思う(あまり覚えていない)。
私は“働く人”ではないのかもしれない(-_-;)
原作は映画とはまた別の味があるのかもしれない。
ちなみに1.3倍速で観ました。
幸か不幸か、私は何度も転職をしているので、都合、何度も会社を辞めている。
「ちょっと今から仕事やめてくる」ということですが、「仕事」を辞めるのではなく、「会社」を辞めるだけなのでは。
会社はピンキリだし、そこで働く同僚や上長、社長、社内の体制などなどによって働き心地は変わってくる。
周囲に合わせたり、周囲を変えていったりして、自分が心地よく働ける空間となるよう努めたり、
自分がしたい仕事ができるように行動することも必要とは思うけど、別の会社で働く、であったり、
起業する、であったりという選択肢は常にある。
手に職があるとか、仕事のスキルがあれば、今いる会社にしがみつく必要は薄い。
自分の仕事力が発揮できる場所で働けばいい。
起業するだけの力量がなかったり、会社に属していたほうがメリットが大きかったりする人たちが会社で働いている、
というのが現実なはずだが、ひと昔前は、それを自覚していない人が多いような気がする。
これは、そんなひと昔前の世相の映画ではないだろうか。
そもそも、「会社を辞める」なんて、たいしたことじゃない。
「学校をやめる」よりも簡単なことかもしれない。
学校をやめる場合は、それまで払った学費=投資を回収できないってことだからね。
近年は、「会社にいたほうが楽だから」ということで、プライベートを重視しながら働く人も多いことと思う。
だから、「会社を辞める」なんて、たいしたことじゃない。
まさに「ちょっと今から仕事やめてくる」くらいな話。
それが「仕事」なのかはわからないが。