米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー

米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」という映画を観ました(2017/08/14)。

監督:佐古忠彦
テーマ音楽:「Sacoo」 作曲・演奏 坂本龍一
語り:山根基世、大杉連

米軍統治下の沖縄で、“弾圧”を恐れず、米軍の圧政と闘い続けた元那覇市長・瀬長亀次郎にまつわるドキュメンタリー。

映画としては、瀬長亀次郎さんの功績と演説のうまさ、カリスマ性がわかる内容だった。
それらとは別に琴線に触れたことが2つある。
いずれも映画の中で出てくる人物についてです。

一人めは、仲井眞元楷氏。
※インターネット上の情報があまりヒットせず、かつ、映画でも一瞬出てきただけなので詳細はわからないかった。
仲井眞元楷氏は仲井眞弘多前知事の父親で、瀬長亀次郎さんが那覇市長だったときにアメリカ側と通じて? 市長不信任案を画策した人物らしい。
その家系であることを考えると、仲井眞弘多前知事の米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた埋め立てを承認したことはさもありなんと思った。
瀬長さんの場合は、不信任案可決のあと、選挙を経ていったんは市長に返り咲いたが、現在の翁長知事の辺野古移設反対は成就するのか。。。

二人目は、(たぶん)當山堅一氏。
映画の中では瀬長亀次郎さんの健康診断書を書いたという人物らしい。もっとも診断書が出されたのは獄中にあって体調が悪いことがわかってからだいぶ期間が経ってからだったようだが。美容外科を開業した人ですかね。副知事が何かで政治にも関わっていた気がしたのですが、インターネット上で情報が出ないので気のせいかもしれないですorz

きょうたまたまテレビでみたのですが、沖縄とは遠く離れた樺太では、終戦後も組織的戦闘が7日間も続いたそうです。日本兵は後方に控えて、竹槍程度の武器しか持たない民間人を前線に据えるやり方は沖縄と一緒のようでした。そのテレビの中では、責任を一番感じるのは前線の人であるが、戦闘を行うことを決めた人、前線に命令をした人、が誰なのかは曖昧で責任を取った様子もないという話のようでした。
酷い話ですね。


米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー|映画情報のぴあ映画生活

標的の島 風(かじ)かたか

標的の島 風(かじ)かたか」という映画を観ました(2017/03/24)。

監督:三上智恵

ドキュメンタリー。

「標的の島」とは、沖縄のことではない。
それは今 あなたが暮らす 日本列島のこと。

とある。

しかし、おそらくその「日本列島」には、首相官邸等政治屋が普段生活している環境は含まれていない(と本人たちは考えているだろう)。

本作では宮古島や石垣島などの先島地方への自衛隊配備についても取り上げられている。
しかし、高江や辺野古とは状況が違うように思う。
というのは、高江や辺野古は民意として反対の意思表明がされているが、自衛隊配備については、必ずしも反対の民意が優勢とは言えないようだからだ。

安倍首相も軍備増強政策を取るのであれば、辺野古に新たに米軍基地を作るのではなく、米軍基地削減、自衛隊増強という方向にしてもらいたいものだ。

基地反対派のエネルギーは大きいように見えるが、そのエネルギーを効果的に使う方法はないものだろうか。沖縄県の対応も戦略をきちんと立てているのかわからない。もしかしたら現在は想定内の状況で、最後に逆転の一手を温存しているのかもしれないが、

普天間基地移設の唯一の意解決策が辺野古移設とかいうのはおそらく完全な錯誤もしくはまやかしなので、「辺野古移設が唯一」という根拠が事実誤認である、とか、状況が変わったから判断も変える、であったり、埋め立て承認は法的に瑕疵はないが、埋め立て承認した知事判断は民意に沿っていないので、民主主義国家として、とか憲法に照らし合わせて民意に沿った判断に上書きされるべきだ、とかの手は効果がないのだろうか。

また、沖縄県内では憲法学者の木村草太さんの講演会なども催されているが、重要なのは県外の関心なのではないだろうか。県外の関心を高めるために、ずほかの基地がある自治体等を中心に現状報告会などを定期的に開いたり、日本よりもアメリカの民意を啓蒙していくほうが効果的なのではないか。アメリカの民意啓蒙はいくつか行われているようであるが、これを国内にもっと喧伝すれば、取り上げるメディアも多少は出てくるのではないか。
上記のようなことは行われているのかもしれないが、少なくとも沖縄県内ではあまり知られていないように見えるし、沖縄県外ではもっと知られていないように見えるので、どうしても戦略が足りないように見えてしまう。残念。

ビハインド・ザ・コーヴ」の八木景子さんが撮ったとしたら、このような事象についてどんなドキュメンタリーになるのかちょっと気になる。


標的の島 風(かじ)かたか|映画情報のぴあ映画生活

カタブイ 沖縄に生きる

カタブイ 沖縄に生きる」という映画を観ました(2017/02/17)。

監督:ダニエル・ロペス
出演:糸満盛仁、上原新吾、上間康弘、金城実、新城利枝子、渡慶次馨、宮城茂雄 ほか

沖縄の日常を撮った長編ドキュメンタリー。
基幹的には1年以上。

ウンケー・ウークイや栄町再興、空手、舞踊、シーサー職人、彫刻、宮司、基地の存在などについて切り取っている。

ウンケー・ウークイはもちろんだが、舞踊、空手、宮司に歴史を感じた。
きれいな映像もあるが、どちらかというとあまり好きではない感じの映像もあった(苦笑)

独り暮らしの身としては、こういう生活もあるんだな、という感じでもあった。

監督のダニエル・ロペスという人は「ウィンウィン」というテレビ番組に出ていて知っていたが、特に印象はなかった。この映画では誠実な感じがして好感が持てた。
単なる印象だが、スイスというのは気骨を持った国民性かな、と思っている。本作の監督もスイス出身ということで、合点がいった。


カタブイ 沖縄に生きる|映画情報のぴあ映画生活