わたしは、ダニエル・ブレイク

わたしは、ダニエル・ブレイク」という映画を観ました(2017/05/30)。

監督:ケン・ローチ
キャスト:デイヴ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアーズ、ディラン・フィリップ・マキアナン、ブリアナ・シャン、ケイト・ラッター、シャロン・パーシー、ケマ・シカズウェ

「名匠ケン・ローチが引退を撤回して撮りあげた作品。カンヌ映画祭で2度目となるパルムドール(最高賞)を受賞した、「人間の尊厳と優しさを描く」、ケン・ローチの集大成にして最高傑作」、という感じの文句に惹かれて観た。

が、それほどでも。

役所なり貧困なりで理不尽な扱いを受けていることに憤り、似たような境遇の隣人を助けて交流しつつ現状脱出を図る、というようなストーリー。

厳しめに言えば。
憤り、文句を言う相手が役所の末端では、対応には当然ばらつきが出たり、杓子定規になってしまうのは自明ではないでしょうか。
何らかの手当をもらうために役所に行くのであれば役所のルールに沿って手続きする。ルールがおかしいということであれば、役所の上層部なり政治家なりオンブズマンなりのそれなりの相手に働きかえればよい。

隣人を助けるのはとてもいいと思うが、それだけで引退を撤回してまで伝えたいことなのか、、、よくわからなかった。

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神様なんかくそくらえ

神様なんかくそくらえ」という映画を観ました(2017/05/26)。

監督:ジョシュア・サフディ、ベニー・サフディ
キャスト:
アリエル・ホームズ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、バディ・デュレス、ロン・ブラウンスタイン、エレナ・ヘンドリックス、ユーリ・プレストン ほか
音楽:冨田勲 ほか

「神様なんかくそくらえ」という邦題もどうかと思うが、
「Heaven knows what」というのが原題か。。。

主演のアリエル・ホームズの手記「Mad Love in New York City」を映画化したもの。
アリエル・ホームズの実体験に基づいた話を本人がキャストとなって映画化している、ということにエンドロールで気づいてビックリ。
なんか迫真に迫ってるな、とは思ったけど、実体験した人がそのまま演技していたのか。

麻薬中毒者の話でストーリー的に惹かれるものは正直なところ、なかった。
もし麻薬中毒者から抜け出したのであれば、今中毒になっている人々のためにも、抜け出した方法を少しでも公開しておくと役に立つ映画になったのでは、と思う。

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海は燃えている~イタリア最南端の小さな島

海は燃えている~イタリア最南端の小さな島」という映画を観ました(2017/03/22)。

監督:ジャンフランコ・ロージ
出演:サムエレ・プチッロ、ジュゼッぺ・フラガパーネ、ピエトロ・バルトロ ほか

ランペドゥーサ島のドキュメンタリー。

2歳の少年サムエレは、友だちと手作りのパチンコで遊び、島の人々はどこにでもある毎日を生きている。しかし、この島には彼が知らないもうひとつの顔がある。アフリカや中東から命がけで地中海を渡り、ヨーロッパを目指す多くの難民・移民の玄関口なのだ。島の人口約5500人に対して、今は年間5万人を超える難民・移民がランペドゥーサ島へやってきている。島には巨大な無線施設が建ち、港には数多くの救助艇が停泊している。ひとたび難民たちが乗った船から救難要請の連絡が入ると、無線が飛び交い、ヘリコプターが飛び立つ。夜の海を照らすサーチライトが難民たちを探している。そんな緊迫した様子とは対照的に、島の日常は流れていく。家々のラジオからは音楽が聞こえ、漁師は海へ出かけ、雷の日には老女は家で針に刺しゅう糸をとおす。同じ島にありながら、島の生活と難民たちの悲劇は決して交わることがない。両者を結ぶのは、島でたったひとりの医師のみ。島の人たちを診察する傍ら、島にやってきた多くの難民たちの検診や死にも立ち会う。彼は言う「こうした人々を救うのは、すべての人間の務めだ。」少年サムエレにも変化が起こり、左目の弱視が見つかる。右目を塞いで左目の働きを上げていくために矯正メガネをつけることになる。それはまるで、今まで見えていなかったもうひとつの目で、未知の世界を見るかのように──。

映画としては若干わかりにくかったが、ドキュメンタリーとして観ると、「よく撮れたな」という印象。
メリル・ストリープが大絶賛している。
サムエレ・プチッロ少年は男前すぎ!
難民の根本原因へのアプローチがもっとあるとよかった。
引用部分が多くなってしまい恐縮。

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