標的の島 風(かじ)かたか

標的の島 風(かじ)かたか」という映画を観ました(2017/03/24)。

監督:三上智恵

ドキュメンタリー。

「標的の島」とは、沖縄のことではない。
それは今 あなたが暮らす 日本列島のこと。

とある。

しかし、おそらくその「日本列島」には、首相官邸等政治屋が普段生活している環境は含まれていない(と本人たちは考えているだろう)。

本作では宮古島や石垣島などの先島地方への自衛隊配備についても取り上げられている。
しかし、高江や辺野古とは状況が違うように思う。
というのは、高江や辺野古は民意として反対の意思表明がされているが、自衛隊配備については、必ずしも反対の民意が優勢とは言えないようだからだ。

安倍首相も軍備増強政策を取るのであれば、辺野古に新たに米軍基地を作るのではなく、米軍基地削減、自衛隊増強という方向にしてもらいたいものだ。

基地反対派のエネルギーは大きいように見えるが、そのエネルギーを効果的に使う方法はないものだろうか。沖縄県の対応も戦略をきちんと立てているのかわからない。もしかしたら現在は想定内の状況で、最後に逆転の一手を温存しているのかもしれないが、

普天間基地移設の唯一の意解決策が辺野古移設とかいうのはおそらく完全な錯誤もしくはまやかしなので、「辺野古移設が唯一」という根拠が事実誤認である、とか、状況が変わったから判断も変える、であったり、埋め立て承認は法的に瑕疵はないが、埋め立て承認した知事判断は民意に沿っていないので、民主主義国家として、とか憲法に照らし合わせて民意に沿った判断に上書きされるべきだ、とかの手は効果がないのだろうか。

また、沖縄県内では憲法学者の木村草太さんの講演会なども催されているが、重要なのは県外の関心なのではないだろうか。県外の関心を高めるために、ずほかの基地がある自治体等を中心に現状報告会などを定期的に開いたり、日本よりもアメリカの民意を啓蒙していくほうが効果的なのではないか。アメリカの民意啓蒙はいくつか行われているようであるが、これを国内にもっと喧伝すれば、取り上げるメディアも多少は出てくるのではないか。
上記のようなことは行われているのかもしれないが、少なくとも沖縄県内ではあまり知られていないように見えるし、沖縄県外ではもっと知られていないように見えるので、どうしても戦略が足りないように見えてしまう。残念。

ビハインド・ザ・コーヴ」の八木景子さんが撮ったとしたら、このような事象についてどんなドキュメンタリーになるのかちょっと気になる。


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