「もうひとりの息子」という映画を観ました。
映画を観るのは久しぶり。
なぜか、那覇の桜坂劇場、チケット前に行列が!
そして、「もうひとりの息子」のホール前にも行列が!
舞台挨拶でもあるのかな、と思ったらなかったです。。。
しかし、座る場所を探さなければならないくらい入場していました。
物語は、イスラエルとパレスチナの話。
出生時、湾岸戦争のさなかだったため赤子を避難させ、その後母親に戻す際に取り違えられ、それが18年後に判明するという。
親子というか家族というかそういうものは血縁というのもありますが、一緒に過ごした時間、というのもあるかと思うんですね。
というのが一点。
西岸地区など隔離政策というものや入植、強制退去などなどがありますが、それらは政治的なもの。
個々人はこれにどう対処したらいいのか。
それが難しいですね。
気持ちの問題は自分の気の持ちようで変えられますが、政治的、社会的な状況は自分一人では変えられません。
いさかいの絶えない場所には見切りをつけることも良薬ではないでしょうか。
いさかい続けることは愚かなことかもしれないということで。
フライヤーにも書かれていますが、演技力は確かなものがあったのかな、と思います。