「革命の子どもたち」」という映画を観ました(2016/06/15)。
監督:シェーン・オサリバン
キャスト:重信房子、重信メイ、ウルリケ・マインホフ、ベティーナ・ロール、足立正生、塩見孝也、大谷恭子 ほか
女性革命家と言われる重信房子とウルリケ・マインホフという二人と、それぞれの娘である重信メイ、ベティーナ・ロール、計4人の女性に焦点を当てたドキュメンタリー作品。
ウルリケ・マインホフについては何らかの病の影響もあるというようなことなのでよくわからないが、重信房子については自らの強い意志で様々な事件を起こしたということであろう。
対比するに、ISなどのテロやそれに加担している人たちはどうなのだろうか。
日々の生活もままならずISに加担している人たちもいるらしい。経済的に豊かになることは難しいことかもしれないが、例えば、砂漠を緑地化し、日々の食料の心配がなくなれば教育に時間を割くことができ、「なりたい自分」を目指すことも可能ではあるのではないか、と思う。
「搾取」に対する抵抗は必要かもしれないが、様々な技術革新によって解決できる問題も少ないないのではないか。
などと思いつつ。
重信メイという人は現在はジャーナリストということだが、幼少期などは国籍や名前を公にできなかったようだ。国籍や名前を公にできないということは、教育上のみならず生活上とても大変なことだと思う。権利的に社会から認められていないという状態なわけだから、暴力的な反社会的な思考になってもおかしくない。にもかかわらず、そうはならなかったようで、それだけでもすごいことだと思う。
正直、映画の細かい内容はあまり覚えていないのですが、ドキュメンタリーはガツンと来て、自らのことを振り返ってしまう、と思った。