「山懐に抱かれて」という映画を観ました(2019/11/17)。
監督:遠藤隆
岩手県田野畑で山地酪農を営む吉塚家を24年間にわたって取材した記録。
ちょうど先日、薫る野牧場という牧場のこともテレビで放映されていました。
現在は牛が3頭ほどですが、一人でやっているとのこと。ジャージー種。
さて、本作。
7人の子どもがいて、おそらく皆、酪農が好きみたいなのがすごいですね。
そして、後を継ぐ人がいて、外へ出て自分の酪農を実現しようとする人もいて。
ちなみに私も一般的な酪農家でアルバイトしていたことがありますが、
あまり好きにはなれませんでした。。。
テレビ岩手が24年間にわたって取材しているということで、初めのほうは映像も若干年代物な気配。
できれば、細かくカットを分けるのではなく、もう少し長回ししてくれたほうが
思考が分断されずによかった気がしました。。。
経営は大変そうでしたが、7人の子どもが成長できたというのは逞しい。
自然回帰の風潮を追い風に、生活不安がない程度以上の経営ができるようになってほしいです。
個人的に気になったのは、お子様の意見なり主張なりをもっと積極的に
聞く機会があってもよかったのではないか、ということです。
映画では語られていない部分も多々あろうかとは思いますが。
ずっとやりたいと思っていたことがあって、
それをずっと実現できずにいて、実現できる見通しも薄いのであれば、
やり方を変える検討も必要ではないか。
何となくですが、「ニーチェの馬」を思い出しました(-_-;)
最後に、外へ出て行った次男、恭次さんの現在が気になります。