オレンジと太陽

沖縄・那覇の桜坂劇場で「オレンジと太陽」という映画を見ました。

監督:ジム・ローチ
キャスト:エミリー・ワトソン、デイヴィッド・ウェナム、ヒューゴ・ウィーヴィング

母と引き裂かれ海を渡った13万人の子供たち。
英国最大のスキャンダルといわれる“児童移民”の真実を明らかにし、
幾千の家族を結びあわせた一人の女性の感動の実話。

ジム・ローチ監督は先日見た「ルート・アイリッシュ」の監督のケン・ローチ監督を父親に持つ。

13万人もの子供たちが移民させられていたというのが今まで明らかになっていなかったことは驚きですね。
いつの時代も、どこの国も、国のやることは信用できないことを物語っている気がしますね。

そういえば、「運命の人」というドラマがありました。
沖縄返還密約事件と呼ばれる約40年前に実際に起こった事件を基にした物語。

山崎豊子原作。
キャスト:本木雅弘、松たか子、真木よう子、大森南朋

理想と欲望がせめぎあう新聞業界において、政治部のエース記者・弓成が、理想と信念で“沖縄返還”の裏側に潜む国家権力の欺瞞を暴いていく。しかし権力の逆鱗にふれた弓成は、ほんのわずかな綻びがきっかけでスキを巧みにつかれる。

日本の国策は密約だらけなんですかね。

こんな文章がありました。何に書いてあったか覚えてないのですが、日経ビジネスっぽい気もします。。。

まず言っておきたいのは、ドラマが嘘っぱちだということ。あれはマンガだね。本来は、「密約」を、国家がどうやって組織的に防衛していったのか、そこを綿密に描かなければいけない。それが、(女性事務官との)スキャンダルばかりです。しかも、最後に記者が沖縄の崖から飛び降りて自殺未遂する。冗談じゃない。それでは、国家権力に屈することになるでしょう。

政治屋の質が低いってことは、ひいては政治屋を当選させている市民の民度が低いってことですかね。
人はいいんですけど、群集心理に流されがち。
つまり自分の頭でものを考えない。
そのほうが楽ですしね。
そこで、「自分のアタマで考えよう」なんて本が出てたりする。
(私も買ったけど(苦笑))
で、いじめなんてくだらないことがはびこる。
ま、いじめはどこの世界にもあるらしいけど。

そんな気がする。




映画の中で、実際のオレンジがほとんど出てこなかったのはちょっと残念。


オレンジと太陽@ぴあ映画生活

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