はりぼて

はりぼて」という映画を観ました(2020/09/22)。

監督:五百旗頭幸男、砂沢智史
プロデューサー:服部寿人
出演:五百旗頭幸男、砂沢智史、佐久田脩
語り:山根基世

「有権者に占める自民党員の割合が10年連続日本一」である保守王国、富山県。
ということだが、たかだが数パーセント。10%もいかない。

2019年末時点の自民党員数が108万6298人
2019年7月の有権者数が1億658万人

ということは、自民党員は全国の有権者のうち1%程度。

ちなみに共産党員数は28万人程度、公明党は44万人程度。
公明党員、多いですね。

2016年8月、平成に開局した若いローカル局「チューリップテレビ」のニュース番組が「自民党会派の富山市議 政務活動費事実と異なる報告」とスクープ報道をした。この市議は“富山市議会のドン”といわれていた自民党の重鎮で、その後、自らの不正を認め議員辞職。これを皮切りに議員たちの不正が次々と発覚し、半年の間に14人の議員が辞職していった。
その反省をもとに、富山市議会は政務活動費の使い方について「全国一厳しい」といわれる条例を制定したが、3年半が経過した2020年、不正が発覚しても議員たちは辞職せず居座るようになっていった。記者たちは議員たちを取材するにつれ、政治家の非常識な姿や人間味のある滑稽さ、「はりぼて」を目のあたりにしていく。しかし、「はりぼて」は記者たちのそばにもあった。

本作は、テレビ番組放送後の議会のさらなる腐敗と議員たちの開き直りともいえるその後を追った政治ドキュメンタリー。あっけなく辞職する議員たちの滑稽な振る舞いは、観る者の笑いを誘わずにいられない。追及する記者を含めた私たちは、腐敗した議会や議員たちを笑うことしかできないのだろうか。果たして「はりぼて」は誰なのか?地方からこの国のあり方を問うドキュメンタリーが誕生した!

本作をどのように紹介しようかと思ったのだが、結局、解説文を全コピすることにした(-_-;)

確かに、途中からはコメディを見ているようだった。
それと、若い会社だからか記者たちも情熱などで動いてはいるけれど、インタビューなどの質疑応答が洗練されてはいないので、シビアさが薄い。

そんな雰囲気で映画は進むが、数十万円をちょろまかすような人たちが予算審議する議員をやっていれば、公平な予算配分がされず、適切な行政が行われることは期待できないですね。

市議会では数十万円レベルだが、国会議員たちは、2~3桁違う金額で同じようなことを、より巧妙に行っているんでしょうね。
なぜならば、法律自体を作ってしまうわけだから、自分たちに都合のいいようにできますよね。

森友、加計学園、桜を見る会、文書破棄、文書改ざん。
文書改ざんも国会でも重鎮のほうにいる人たちは巧妙。
周りが忖度して行って、自分は知らぬ存ぜぬで通せるように知恵を働かせている、たぶん。

できたばかりの一地方局であるチューリップテレビが一市議会議員の不正を糾弾したけれど、
全国放送で国会議員の不正などは糾弾できないのか?
全国紙は国会議員の不正などを糾弾できないのか?

NHKは自民党の翼賛放送ばかりだし、ほかの民放も視聴者を愚民扱いするような(適当な言葉が思い浮かびませんでした)番組ばかり。
大新聞は自民党の翼賛記事と上っ面だけの批評記事を載せて、具体的な提言はほとんど出ない。

私たちも楽なほうへ楽なほうへ流れてしまう。

やはり裁判所の信頼がないから、お上に盾突いても徒労に終わるだけだ、という風潮になってしまう。
これが狩猟民族なら実力行使に進むんだろうけど。


さて。
本作の監督、五百旗頭幸男さんはチューリップテレビを退職、砂沢智史さんはチューリップテレビの社長室兼メディア戦略室に異動した。五百旗頭幸男さんは石川テレビのディレクターに転職されているようだ。

そして、本作についてチューリップテレビの公式ホームページでは全然触れられていないように見えた。
別にいいけど、ちょっと残念。

政策を作るにはきっと多くのお金がかかると思う。
なぜならば、まず、様々なことを勉強し、現地調査もしなければならない。
この時間コストは半端ないと思う。
そのうえで、何が必要が、財政や人員的に何ができるのか、などを総合的に判断しなければならない。
大変だ。
印刷代をちょろまかすことに精力を割いている場合ではないだろうが、収入が足りなければ、よい政策をとりまとめることもできない。情報収集、情報分析、政策立案にはコストがかかる。
そのあたりは少し気の毒ではある。

さらに、いい政策をを作って、議会を通して社会の役に立ったとしても、それがどの程度有権者に評価され、次の選挙に繋がるのか微妙なところがあるだろうことも気の毒だ。

やはり、一番大事なのは、選挙民の選別眼。
次に大事なのが、政治家の情報をとりまとめたり、日ごろの行動を客観的にチェックして報道してくれるメディアが存在するかどうか、なんだろうと考えられますね。

さよならテレビ」よりもよいドキュメンタリーだとは思いましたね。
テレビにさよならしなくてもよいのかな、という感じで。

半分も視ていないけれど、こんな動画もありました。
(2020/09/27時点で、ろくなコメントがないけれど)

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