ニーチェの馬

沖縄・那覇の桜坂劇場で「ニーチェの馬」という映画を見ました。

“人間の尊厳”を追求する深遠な黙示録が、いま幕を開ける

映画の極点を観たければ、この映画をみるべきである

人間の条件をめぐる過酷な寓話である

容赦なく吹き荒れる強風が、行く手を阻む中、彼ら旅の結末とは…。

「サタンタンゴ」「ヴェルクマイスター・ハーモニー」「倫敦から来た男」のタル・ベーラ監督最後の作品ってことで。
ニーチェは鞭打たれ疲弊した馬車馬を見つけ、駆け寄って卒倒し、精神を変えた、という話があり、そのときの馬はどうなったのか、というコンセプト。

徹底的に排除された台詞、極限まで削ぎ落とされた演出、そこには正と死に向き合う静謐な世界が広がる。ダイナミックな長回しと、フィルムが持つ物質としての美しさに陶酔し、芸術の真髄に触れる至上の2時間34分。

北国だと共感できる部分もあるかもしれないが、南国ではちょっと共感できる部分があまりなく。
もしかしたら台風とかに置き換えてみたらよかったのか!?

シュールすぎて、よくこんな映画を撮ったなぁというのが感想でしょうか。
残念ながら、うーん、、、「だから?」っていう感じでしょうか。。。

同じ日に観た「El Bulli」という映画の逆極端にある食事がなんともいえず。
ちなみに食事にじゃがいも1個を手で食べるというもの。

あ、彼ら旅の結末、、、、あれが旅路か!? と思ってしまい、こちらも深遠でした(かもしれません)。。。

ニーチェの馬

ニーチェの馬

関係ないが、土田世紀さんが亡くなったそうです。
「編集王」漫画家の土田世紀さん死去
編集王、とりあえず全巻持っています。。。

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ニーチェの馬@ぴあ映画生活

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